水窪の小正月は、「女性」や「道具」に感謝するお正月です。

年が明けてもう半月が過ぎました。
年々、歳を取るごとに1日、1ヶ月、1年があっと言う間で、「Time is Money」って言葉の重さを日々感じてます。

さて、今日のブログは小正月のお話です。
地方に住んだことのある方は御存知かもしれませんが、田舎では1月15日(正確には13又は14日の晩)に大晦日と同じように、お供え餅を祀る習慣があります。
この、小正月をお祝いする理由は地方により様々ですが、水窪では、「女性のための正月」とか、「道具のための正月」っていう意味合いが強いです。
小松屋では、普段お世話になっている色々な「道具」たちに、1晩だけでもゆっくりしていただくために、毎年かかさず行っています。
小正月には「松」ではなくて「新木」・・・(にゅうぎ)とお餅をお供えします。この「新木」は樫の木を使う事が多いのですが、なぜ「松」ではなくて「木」なのかは現在調査中です。 また、「新木」には通常12月と書いて祀るのですが、うるう年にはなぜか13月?と書いて祀ります。 こちらも調査中です。
それと、恥ずかしながらこちらも調査中ですが、水窪では小正月のことを「もちい」(望日)とも言っています。

田舎に住んでいると、昔から伝わる行事はとりあえずすべて行うってのが通例で、本来の意味合いを理解している人があまりいない事が多いです。それでも毎年の事だったり、毎月の事だったりするので、気持ち的にやめるわけにはいかないかな?ってのが本音です。
今年も色々な行事に振り回されながらも、ボチボチやっていこうと思っています。
1晩だけのお休みで疲れが取れたかどうか?は不明ですが、今年も道具たちに頑張ってもらって、おいしいお菓子を作ります。

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