~♪~夏も近ぃ~かづく八十八夜~♪~(^^♪
立春から八十八日経つと水窪の山々は美しい新緑を見せてくれています。
茶畑でも美しい新芽が育っています。
5月初旬にもゴールデンウイーク頃になると、日中でも30度を超える夏日になる日もありますが、朝晩の冷え込みはまだまだ厳しい水窪です。
毎年この時期になると、遅霜の恐怖に怯えながら数週間を過ごすことになります。
この時期の霜はデリケートな茶葉にとって、本当に大敵!
美味しいお茶に育つように毎日、祈るしかありません。
当店で使用している茶葉は100%水窪産。それも竜戸地区限定の無農薬・有機栽培の茶葉のみを使用しています。
小松屋製菓で使用している茶葉は100%水窪産です。
それも竜戸地区限定の無農薬・有機栽培の茶葉のみを使用しています。
今回はその茶葉を育てている農家さんへ取材にいってきました!
娘が同級生って事もあり、日頃から仲良くさせていただいている大先輩の「春山栄市」さんです!
以前は市役所の職員として活躍されていました。
が!
林業、農業が衰退して、若者が職を求めて都会へと転出。
高齢者が超高齢者となり。。。
そんな元気がなくなっていく町をほっとけない!
自分がリアルな現場で行動して何とかしていきたい!
そんな想いで安定した職業を辞め、林業と農業で生きて行く事を決断したすっげぇ~人です。
水窪の中では知らない人はいないぐらい有名人。
水窪の方言を自由自在に操る魔術師でもあります(笑)
春山さんの茶畑は水窪の中でも高地にあります。
車もほとんど通らない場所なので、空気も澄んでとっても綺麗!
茶葉達は美味しい・綺麗な二酸化炭素を吸収して成長します。
茶摘み最盛期には、じいちゃん・ばあちゃん・奥さん・娘さん・親戚などなど総動員です。
ほとんどを手摘みで行うので人手はいくらあっても足りないくらいです。
「お茶は手入れがいらないから楽だよねぇ?」
なんて、質問をいただいた事がありますが、とんでもない!
肥料を入れたり、余分な葉を刈落としたりと、年間通して世話がいります。
春山さんの茶畑では、茅を肥料として敷詰めています。
新茶は「一芯二葉」が基本。「一芯」は葉が開いていない新芽のことです。「二葉」は新芽の下の2枚の葉っぱ。生まれたての若葉なのでとっても柔らかく、旨味の成分が豊富に含まれています。
贅沢に一番柔らかい部分だけを積んでいきます。
山間地域では、農家に限らず、必ずと言っていいほど設置してある「モノレール」
こいつのおかげで重たい生葉も楽々チンチンで運べます^0^
新芽の綺麗な色、柔らかさが伝わるでしょうか?
大切に育てられ、丁寧な作業で摘み取られた茶葉。
町内の茶師によって仕上げられ、2~3週間ほどで完成します。
小松屋製菓に届くお茶は、完成後、抹茶と同じ粒子まで細かくした粉末煎茶です。
大自然の中で大事に育てられたお茶の香りは・・・・。
言うまでもありません。
決して大規模ではない農家ですが、春山さんは茶葉に真面目に本気で取り組む大先輩。
そんな春山さんが精魂込めて作った茶葉。
安心して使わせていただけます。
小松屋製菓では、最高の環境で育てられたお茶を贅沢に大切に使用しています。
自然の恵みに感謝! 茶葉編でした。