草を摘む…陰徳を積む人

こんにちは、ヤッコです。


ここ、水窪町の国道です。いつも綺麗なんですよね。


実は先日、親方からこんなことを聞きました。


「毎年、雑草が出始めると早朝と仕事終わりに国道沿いの草取りをしてる人がいるだに。」

たまに助っ人が現れる事もあるみたいですが、どうも一人で黙々と雑草を摘んでいる人がいるらしい‥


あっ、今日もいらっしゃいました。


彼は元自治会長のYさん。


「はじめたのは5年くらい前かな、ウォーキングをしていると道路の草がのびているのが、どうにも目についてね…」


当初は人の目にふれない時間を選んでは草を摘んでいたそうです。
とくに誰かから言われたわけでもないんですよね。


「続けていて何か良いことはありますか?」私のどうしようもない質問に対して


「終わった後の一杯がうまい!」とにっこり。


彼の報酬は冷えた自前のビール。
それを楽しみに自主的に行っているそうです。

他にも水窪には、人知れず、近隣での支え合いや見守りなどをしている方がいらっしゃいます。


整えられた体制の中ではなく、昔から自然にそうしている人がいます。


協議するばかりで解決しないことはたくさんありますよね。
それらを待つより自ら身体を動かす。

「人口1800人、高齢化率65%の小さい町にしては、静かな優しさをもった人の比率が高い気がする。」と親方。

静かに草を摘む人…いや、陰徳を積む人。


「こんな静かな強さを持った大人になりたいね」
Yさんの写真を見ながら親方がつぶやいていました。

年齢は大人なんですけどね。親方の気持ち、よーく、わかります。


Yさんの行いから色んな事を教わった気がしますよね。

私も子どものように先輩の姿を見つめていました。

今日も最後まで読んでくれてありがとうございました。

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