こんにちは
スタッフのやすこです
今日は水窪町にある大きな栃の木を紹介します。
個性的な曲線!
見上げると動き出しそう、息づかいまで聞こえてきそうな巨木です。
山住神社に向かう途中の道路からアカクボ沢に降りていくとみることができます。
その昔、その辺りに行者道があったとは言いますが・・・
それからは人知れずにここに存在していたのでしょう・・・。
大自然の象徴、木の過ごした年月、想像するドラマにはキリがありません
ふと、いつか人に聞いた話を思い出しました。
「櫟社(れきしゃ)の散木」というお話です。
自分の個性を失わずに曲がり伸びた木は「材料」にはならない。
つまり、役には立たないというわけです。
ところが 伐採されず大きくなった木は世俗の評価を超えた神木になれると言うのです。
大器晩成の意味を含んでいて励みになる素敵なお話ですね。
・・・「おや、」
足下に栃の実を見つけました。
栃の実は苦みやアクが強いのですが
丁寧に手間をかけると美味しいお菓子の材料になるんですよ。
やはり誰かの役に立てることって幸せです。
この大きな木も本当は望んでいたのかもしれません。
王者のようなこの木の下にも他の木と変わらぬ小さな栃の実・・・
それが転がっているとほっと安心したりするものですね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
それでは元気よく「よろしくどうか~」