ひとつ私にくださいな

こんにちは

突然ですが皆さんは きびだんご を食べたことがありますか?

今日は私が子どもの頃の話をさせてください。

「桃太郎」の絵本を読んだあとのことです。

どうしても きびだんご を食べてみたくて、食べてみたくて

強情な私は 泣いて両親を困らせたそうです。

普段はおとなしくしている子どもだったらしいのですが

何か気になりだしたら止まらない いっこく者。

「きびだんごが食べたい!!」

しばらくは思い出すたびに
夜中でもかまわず泣き止まなかったそうです。

あまりのしつこさに疲れた両親は 適当な団子を見つけては
「これが きびだんご」と言っても
「それは、ちがう!」と聞き入れず…。

なんときかないワガママな娘だったのでしょう!

両親もついには叱りつけ、私はさらにさらに大きな声で泣いたのでした

「きびだんごが食べたいよー!」

そんなある日、母が「これ」
って小松屋製菓から買ってきた黄色い丸いお饅頭。

「これはきびだんごじゃないんだけどね、ちゃのこ って言うんだって、お饅頭だけどキビの粉でできてるんだって」

「ちゃのこ?」

当時は先代がつくっていて今の親方が作る ちゃのこ とは少し見た目が違いました。

薄皮の下に大好きなあんこが見えていました。

私はちゃのこをすぐに口に入れました。

ああ、これ、
これ、これだよ、きびだんご~!

それは私の求めた理想のきびだんご!

黄色い薄皮を唇につけながら飛び跳ねて喜んだんです!

それからは自分のお小遣いをにぎりしめ
「ひとつください」と言って買っていました。

ひとつ だけなのにおばちゃんは いつも笑顔で袋に入れてくれました。

私、今でも先代がつくった ちゃのこをしっかり覚えています。

そして…

実は私は今でも ちゃのこ のことを「ちゃのこだんご」と呼んでいます。

誰がなんと言おうとこれは私のきびだんごなんです。

こちらは今の親方(店長)のつくる ちゃのこ です
見てください~!なんと愛らしい整列でしょう!!

皆さんも このきびだんご(ちゃのこ)を是非、召し上がってみてください!

鬼(コロナ)退治にはきびだんごで~す!

最後まで読んでくださりありがとうございました。

それでは今日も
「よろしくどうか~!」

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