浦川のウラガワにあるもの

佐久間町浦川地区。
今年の3月、町で唯一の食料品店が閉店してしまいました。

4月には金融機関も移転しJAの支店も閉鎖したそうです。

「まさか!浦川が!?」
私にとっても思い出深く馴染んだ町。

水窪町だって買い物が困難な高齢者がたくさんいます、不安は同じです。

すごくショックなニュースでした。

しかし、浦川の衆は負けとらんのだよ。

買い物難民となってしまった地区の高齢者にむけ、住民たちで早々と日曜野菜市をはじめたんです。

そこにお惣菜、野菜、お菓子、衣類、日用品などが並ぶわけですよ。

この開催にいたるまで、浦川の野菜市の裏側にある人間模様に感動しています。

住民のチームワークで始まった野菜市。

寿美さん、みーちゃんは水窪町からこの浦川に嫁ぎここで子育てをしてきました。

今ではすっかり浦川の女衆です。
中心となって野菜市を企画、運営、市場をきりもりしてます。

寿美さんは故郷の水窪の商店にも協力を求めてくれました。

「よし、いかまい!」
そこで丸正さんや小松屋製菓もすぐさま出店協力することにしたのです。

「季節を感じるお菓子が食べられる」
「下着は自分で見て選びたいでね」
そんなふうにお客さんが喜んでくれるからお店側も本当に嬉しいんですよ。

さて、私はお菓子の販売中に懐かしい人に会うことができました。

高校時代にすごーくお世話になったおばちゃんです。
良い嫁さんをもらったから良かった、仲良く買い物してる姿を見て安心しました。


そういえば、おばちゃんは町のスーパーで働いていたっけ。


大切な人がたくさんいる町。思い出がたくさんの町。

ずっと元気でいて欲しい。

浦川の裏側、ウラノウラまで語りきれない思いがあふれた市場です。


「何もかもなくなったで」
そんなセリフをみんなが笑顔で言えるのは一番大切なものはなくなってないからだと思いました。

今日も読んでくださりありがとう^_^ございます。今週も元気に過ごしていけそうですねー!!

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5028seika

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