野球ばあちゃん!水窪町を沸かせたドラフト会議
こんにちは スタッフのヤッコです。
最近、水窪町を熱くさせたニュースを紹介したいと思います。
10月26日のドラフト会議でDeNA横浜ベイスターズに5位指名されたヤマハの池谷蒼大選手。彼の母親が水窪町出身なんですね
水窪町の人たちにとっては 正直、池谷選手よりも小塩野民子さんの孫!という気持ちで応援したことでしょう。
私は母親の弘子と同級生。彼女の代わりにはなりませんが10月26日ドラフト会議当日、池谷蒼大選手のおばあちゃん、小塩野民子さんを訪ねることにしました。
民子さんは一人暮らしですからね、心配でハラハラした時間を過ごしていたんです。ご主人、米二さんの遺影に語りかけながら震える手で鶴を折っていました。
「今朝からなんにも手につかんくてよ、怖くて怖くてこんなことしかできんくてよ。」
5月から折り続け四千羽になるという色鶴が蒼大選手のユニホームの横に飾られて鮮やかでした。
そしていよいよドラフト会議がテレビで映し出されると民子さんは両手を合わせながらその様子をじっと見守っていました。
一巡目が放送されましたが池谷蒼大の名前や姿は確認できず、あとの様子はインターネットの情報を頼りに時間を過ごすことになりました。
親戚から池谷蒼大DeNA5位指名!という朗報が届いた瞬間、民子さんは顔を覆ってわぁ〜と声をあげて泣きました。
「じぃじに見せたかった、じぃじが生きていたら…」とその言葉を何度もつぶやいていたのが印象的です。
それからは電話が鳴り響く賑やかな夜となりました。私たちは夕食もとらずにいましたが小松屋製菓の親方が私に持たせてくれた生クリーム栃大福を民子さんと美味しくいただきました。
その生クリーム栃大福を弘子にも食べさせたくなり、思い切って彼女の元に車を走らせました。やはり何も食べていないということで早速に口に放り込むと「うまいっ」と目をまるくしました。
食べたことはあるはずなのにやはり格別だったのでしょうね。この夜、この親子が同じものを食べてくれたことがなんだか嬉しいです。
さて、「野球母ちゃん そのパワー侮るなかれ」という本を新評論から出させていただきましたが、この本の協力者が池谷蒼大選手の母親、弘子なんです。彼女が体験した野球サポートの日々や甲子園での気持ちをリアルに綴っているんです。
はい、どさくさにまぎれて本の紹介をしてごめんなさい(笑)
いよいよ池谷弘子はプロ野球選手の母ちゃんとなります。
そして水窪町の民子さんはプロ野球選手のばあちゃんになるんだよねぇ。
本当に良かったねぇ、民姉。この日の野球ばあちゃんの姿に強く胸を打たれましたよ。
池谷蒼大選手はヤマハの選手として都市対抗戦で浜松市を背負って闘います。水窪町協働センターでも全力で応援しています。
池谷蒼大選手!水窪町に明るいニュースをありがとう。
長くなりましたが皆さん、読んでくださりありがとうございました。
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